カイロプラクティックとは
●骨格の歪みを手技で強制し、神経系統の調整を行い、人間が持っている”自然治癒力”を活性化して身体を治し、
健康を維持させていく自然医療です。
●カイロプラクティックの語語意は、ギリシャ語のカイロ(手)とプラクティコス(治療)の合成語からなり、
カイロプラクティック(手でおこなう治療)という意味です。
●この治療法は、1895年にアメリカのパーマー博士が体系づけて発展させたもので、
今日ではアメリカの三大医療機関の1つとして国民の健康管理の一役を担っています。
第一呼吸法メカニズム
人間が、母親のお腹の中に入っている時に、身体全体を使った上下運動をしています。それが、最初の呼吸運動と言われています。
それに対して、「オギャー」と生まれてきた来た時に始まる肺呼吸は、二次的なものであります。
それ以前の身体全体を使った運動が、一次的な呼吸の動きです。
それは、骨盤の仙骨が屈曲することにより、頭の後頭骨に伝えられ、連動した動きが始まります。その動きには、後頭骨と蝶形骨の左右対象の連動した動きがあります。
頭蓋骨療法
頭蓋骨もまた、1分間に6~12回位の膨張運動をしています。
頭蓋骨は骨と骨が合わさった縫合の部分で弾力的な可動域を持っていなければなりません。
頭蓋骨は、息を吸った時に前後に広がり、息を吐いた時に左右に広がります。仙骨と後頭骨・蝶形骨のスムースな呼吸に連動された動きがあることで、ホルモン系が安定しますそれが人間本来の健康な身体を作ります。
痛みの解放とは
私たちが、何らかの原因で体の関節や筋肉などを傷つけた時、私たちは、体に痛みを感じます。
その場合に、湿布を張ったり、痛み止めを飲んだり、その他の治療を受けたりして治ったりします。
その内の何割かは、自分自身が持っている自然治癒力で治っているのでしょうけれど、
その時の痛みというものは、体から完全に消えているのでしょうか。本当にその治療というのは、効果があるのでしょうか。
よく、むち打ち症など何年過後に、出てくると言われています。古傷が痛むなどという言葉もとよく聞きます。
それって、本当は、体から痛みが消えていないのでは、ないのでしょうか。
人間が体を痛めて、治る人間が体に痛みを持つのは、理由があります。それは、その痛みには、必ず、痛めた原因があるからです。
何年経っても雨が降る前になると痛むとか、気圧の変化で痛みが増すなどと、いうことを耳にします。
それは、痛めたときの傷が細胞に残っていて、体の中に痛みの記憶として残ってしまうからです。
治療をしていて、この患者さんは、どのようにケガをして痛めたかを触診することができます。それは、痛みが体に残っているからです。
触診していきますと、どのように痛めたかも体には、残っています。このことが、痛みが体から抜けていないということを物語っています。
その痛みの記憶を消して、体から完全に痛みを消していくことが「痛みの解放」と思っています。
痛めた状態を治療の中で再現させることにより、痛みの記憶を蘇らせ、脳の中で以前痛めた痛みを再現させます。
その後、痛みが消える角度、あるいは、正常な状態にも体を持って行き、脳にこの状態が正常であると認識させます。
そうすることにより、痛みは完全に消失します。
ただし、長年その状態でいたために、体はいろいろな状態にかばっています。
そのため、本来のメインの痛みがどこにあるのかが、分かりづらくなっています。最終的に残った痛みが、本来の悪い部位ということになります。
治療において、体をきちんとあるべき姿の状態にもっていかないと、微妙に痛みは残ってしまいます。
それを治療するのが私たち治療家の役目と思っています。また、その痛みの部位に感情が残っている場合もあります。
その場合は、その感情も解放しなければなりません。
痛みの治療に対して今までの発想と違い、なかなか分かりづらいことです。
しかし、実際に治療の場でこのことを体験しています。本当に人間の身体は、不思議なものです。