手の痺れ

手が痺れる場合というのは、首から手首までの部分で、神経が圧迫を受けて痺れているというのが大半です。いわゆる「頚・頚腕症候群」と言われています。そのほかにも、脳の問題や内蔵からの問題がある場合もありますが、一般的には、前者の方を先に疑いますし、多いです。  頚・頚腕症候群とは、首の第5頚神経から第1胸神経(頚神経の第5~8と胸神経第1)が、一つの神経の束となって手を支配していきます。その神経が、頚椎の部分、前斜角筋(首の横のところ)、第一肋骨と鎖骨の間、烏口突起の出口(肩の外側の部分)、肘、手首の部位で神経の圧迫を受けてしびれるというケースです。  手の指のどの部分が痺れているかによって、頚椎の何番の神経が圧迫を受けているかも予測ができますし、あるいはどの部位での圧迫かも予測が出来ます。  治療は、どの部位での神経の圧迫かで、多少違ってきます。圧迫を受けている部位の骨のずれや筋肉の緊張を取り除けば、痺れは消えます。ただ、痛みに対して、体を庇っている場合は、全体の治療を行なわないと、また戻ってしまいます。カイロプラクティックの場合は、頚椎以外の部位の圧迫の場合でも、頚椎に対しての治療は行ないます。  神経圧迫を特定し、その部位の適切な治療が、痛みの軽減に繋がります。温熱療法や湿布だけでは、改善しない場合もあります。

腰痛の治療体験談

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