椎間板ヘルニア
40歳以上で痛みのない人で約40%、痛みのある人で約70%がヘルニアを持っていると言われます。 ヘルニアとは、飛び出すという意味で、椎間板の髄核を包んでいる線維輪に裂け目ができ、これが突出したり、あるいは中の髄核が突出したりすることによって神経を圧迫し、痛みや痺れの原因を作っています。 腰椎4~5番に圧迫がある場合は、梨状筋下孔(お尻の中心よりやや下側)から、太ももの表側、足の親指にかけて痺れや突っ張るような症状が出ます。 腰椎5番~仙骨に圧迫がある場合は、梨状筋下孔から太ももの裏側、足の小指にかけて痺れや突っ張るような症状が出ます。 また、ヘルニアでも外側ヘルニアと内側ヘルニアがあり、外側ヘルニアの場合は背中側に神経の圧迫を受け、痛みに対して逆側に重心を掛ける状態になります。(左の腰が痛い場合に右に重心を掛けるような状態)内側ヘルニアは逆にお腹側に神経の圧迫を受け、痛み側に重心を掛けるほうが楽な状態になります。 内側ヘルニアの場合の方が手術になる場合が多く、治りにくくなっております。 当院でも内側ヘルニアにはずっと苦戦を強いられていましたが、ここ3年前頃から、良い治療の結果が出ております。
脊柱官狭窄症
脊柱間が狭くなることにより、神経が圧迫され上記の椎間板ヘルニアのような症状が見られます。脊柱間狭窄症では、間欠跛行(かんけつはこう)少し歩くと下肢に痺れや痛みを伴い、少し歩くとまた痛みや痺れが発生するという症状です。加齢により脊柱間が狭くなってしまうのが主な原因です。
治療法
外側ヘルニアの場合、うつ伏せにて、筋肉や靭帯を緩め、牽引・カイロプクティック 矯正にて圧迫を受けている部分を広げます。 内側ヘルニアの場合、あお向けにて、痛みの箇所と痛みに反射する部位にコンタクト し、痛みを取り除きます。
ヘルニアの治療体験談